2016/06/20 10:31
古着。チープで自由な若さの象徴を
必要とした年代は過去のもの。
古さと希少性とを競うマニアの道を抜け出して
過ぎ去った時代へのセピアの憧憬に染められもせず。
ただ消費を喚起するためだけににひねり出される
「最新」の軽薄さと胡散臭さにはもう気付き
情報に手綱を渡すことも無くなった。
ブランドやラベルを外した、そのもの自体の価値を見て
浮ついた自己顕示欲と虚栄心と所有欲に満たされない。
「妥当か似合うか必要か、一番大事なのは胸が躍るか」
流行りじゃないから廃れないもの
古いけれども古びないもの
自分が選び自分が作るスタイル
だから大人は古着を選ぶ。