2016/09/05 14:09
イングランドでは4番目に古いカレッジで、12人のノーベル賞受賞者を輩出し、
ジョン・キーツやアーサー・C・クラーク、フローレンス・ナイチンゲールなどなど、
数多の人物が卒業生に名を連ねる名門校のKing’s College School。
その名門校の紋章(クレスト)の色を表すクラブストライプの
ブレザーは伝統ある名門校の誇りを象徴し、仲間の存在感と結束力を高める
象徴でもありました。
大学が貴族や社会的な階級の高い一部に人間にしか開かれていなかった頃に
作り出されたクラブストライプは、戦後に勃興した労働者階級の怒れる若者たち
にとっては、否定すべき世界の象徴の一つでもありました。
クラブストライプのスーツにミリタリーのM-51を羽織ってヴェスパを
乗回したモッズや、ボンデージパンツとストライプブレザーのパンクスは、
特権階級の象徴としてのクラブストライプを攻撃対象とした代表的な
ファッション(カルチャー)ムーブメントとして、今も大きな影響力と
発信性を持ち続け、様々なデザイナーのアイデアソースとなっています。